こんにちはこんばんは、neroでございます。
本日のロード・オブ・ザ・リング人物解説は、この映画のキーマンであるファラミアです!
作中では劣勢のゴンドールでの戦いを強いられ、なかなか日の目を見ない彼ですが、魅力はたっぷりです!
何を隠そう、私が作中で一番好きな人物なのです!
基本情報
- フルネーム…ファラミア(この人にフルネームあるのかな…?)
- 種族…人間(ドゥネダイン)
- 家族…父:デネソール、兄:ボロミア
- 攻撃…剣、弓
- 出演…ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔・王の帰還
- 備考…後にエオウィンと結婚
名シーン
二つの塔
オスギリアスの回想
モルドールの禍がゴンドールに押し寄せられる中、ボロミア率いるゴンドール軍が、ゴンドール領地のオスギリアスを奪還します。(このときのボロミアの演説も見所です)
この戦いの殊勲の一人であるファラミアは、兄ボロミアと勝利を分かち合います。
このときのファラミアの笑顔は最高でしたね…
デネソールに溺愛される兄ボロミアに対し、常に厳しい目で見られるファラミア、それでも彼はボロミアを妬むことは決してせず、兄を信頼していました。
二人の絆がわかる印象的なシーンでした。
フロドへの理解
イシリエンでフロドたちと遭遇し、彼らが一つの指輪を持っていると知ったファラミアは、一度はそれをゴンドールに持ち帰ろうとします。しかし、オスギリアスでのフロドとサムと接するうちに彼らの思いや苦悩を知り、フロドとサムを開放します。
「ようやくお前のことを理解できたようだ、フロド・バギンズ」
フロドの最大の理解者はサムで異論ありませんが、ファラミアもまたフロドの理解者であったわけです。なにしろここで解放されなければ指輪を葬れていませんからね。
そしてここで重要なのが、ファラミアは指輪の誘惑に打ち勝ったんですよ!
ファラミア自身が何よりも力を欲し、ゴンドールを救いたいと強く願っていたにもかかわらず。
指輪の誘惑に抗う強い心を持っていたんですね。
王の帰還
ピピンの言う「違った強さ」
ファラミアは兄ボロミアを尊敬し、彼のように強い男でありたいと願っていました。兄とは違い、自分には民を勝利に導く力はないとどこか自信を失っていたようでもありました。
そんなとき、ピピンは彼にこう告げます。
「あなたはまた違った強さをお持ちです。お父上もいつかお分かりに」
ここでいう違った強さとは、先述の指輪の誘惑にも打ち勝つことのできる強い心を指しています。
ピピンは作中で何度もへまをやらかす曲者ですが、人の内面を良く見ている人物です。
ファラミアもこのピピンの言葉に救われる思いだったでしょうね。
余談ですが、原作ではピピンは自分の息子に「ファラミア」と名付けています。彼の中で、ファラミアという人物がいかに尊敬すべき人物であったかがわかりますね。
兄と立場が逆なら…
モルドール軍に占拠されたオスギリアスを取り戻せというデネソールからの無理難題に、ファラミアは思わずこう尋ねます。
「兄と立場が逆ならとお思いですか。私が死に、兄が生きていたらと。」
悲しい言葉ですよね。兄を失った悲しみはファラミアも同等以上に感じています。兄が亡き後は自分が民を導かねばと責任感も感じています。本来であれば、彼の理解者であるべき父親に、
「そうだ。そうであれば」
こんなことを言われてしまうファラミアの気持ちたるや…
このときのファラミアのうるんだ目や、涙をこらえようと鼻がひくつくシーンは印象的でした。
ファラミアという人物
信頼する兄ボロミアを亡くし、父からも愛されず、窮地に陥っているゴンドールの死線に立つファラミアは、作中でも日の目を浴びているとは言い難い人物です。それでも、ファラミアは兄ボロミアにはない心の強さ・高貴さを持ち、優れた人格者でした。なにかと報われない人物でしたが、最後にはエオウィンと結ばれ、幸せを得たようで何よりです。
演じているのはデビット・ウェンハム
という方らしいです笑
ごめんなさい!ロード・オブ・ザ・リング以外で出演している作品を見たことがありません!
その他出演作品には、「LION/ライオン ~25年目のただいま~」や「オレンジと太陽」などがあるようです。
改めて彼の活躍する映画を見てみたいですね。
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