こんばんは、neoです!
やっぱり好きなことって書いてて楽しい。ロード・オブ・ザ・リングをどれだけ好きかっていうのは前回の記事でたっぷり書いたわけですが、今回はどうしようと悩んだ。
出てくる種族とキャラクターについて一人一人語りたいし
全体を通してのストーリーのすばらしさも語りたいし
戦闘シーンや感動シーンやコメディシーンなど各シーンについても語りたいし
ドキュメンタリーに入ってた裏話についても語りたいし
ニュージーランド旅行記も書きたい。
けどやっぱり原点は指輪だよねってことで今回は指輪について。リングって書くと貞子さんの印象強めだから指輪って言い方にします。
まずこの映画の中で指輪の存在がどのくらい大きいかって言ったら、本当わかりやすくタイトルの一部とか担っちゃってる。全然知らない人が聞いてもなんとなく指輪の映画ってこと理解するレベル。でもまさか指輪を捨てに行く映画なんて夢にも思わない。
ここが設定で秀逸だなと思うポイントその1。
カップルではペアリング、婚約者同士では婚約指輪、夫婦では結婚指輪…と2人の結びつきの強さをあらわす象徴として古くから(かどうか知らないけど)、大切な相手にもらうと嬉しいとされる指輪を捨てに行くんです。
しかもその辺のごみ箱とかに捨てるんじゃない。
振られちゃった。もうタカシのことは忘れなきゃ。この指輪には思い出がいっぱい詰まってるけどさよなら…みたいなことではなく、滅びの山っていう聞いただけでデンジャラスな空気が漂うところに捨てに行く。滅びって言葉、普段の生活で使うことないもん。
で、それをホビットのフロドを中心に9人の仲間たちで捨てに行こうってお話。
指輪を捨てるだけなのに9人。しかも大の大人の男、半分くらいは屈強なおじさん。おじいさんも混ざってる…。字面だけ見るとそんな9人も集まってただ指輪を捨てに行くの?ってなるけど侮ることなかれ。これ普通の指輪じゃないんです!!
どこがどう普通の指輪じゃないかと言うと
①はめる人によってサイズが自動で変わる
②火で炙ると裏側に文字が刻まれていることがわかる
③一度持つと絶対手放したくないってなる恐ろしい依存性がある
①と②はまぁ良いとしよう。現実で作ろうって思ったら作れそうだし。
注目したいのは③。
自分の物ってそりゃ愛着が湧くし気に入ってたら手放したくないと思うのは誰でも持つ感情。
この指輪の恐ろしいとこは、ちょっと視界に入るだけで「自分の物にしたい」ってものすごい誘惑に駆られるとこ。自分の物かどうかなんて関係ない。あと即効性がすごい。どんなに指輪に興味ないって思ってる人でも、一瞬目を奪われればもう心の中は指輪のことでいっぱいに…。キケンドラッグとかの非じゃないがちで。
旅の仲間のちょうど中盤くらい、カラズラスの峠でボロミアが言うセリフ「こんなに小さなものが…」ってところがこの映画の核となっていると思います。
そんな世にも恐ろしい指輪が生まれた経緯は映画冒頭でわかりやすく描かれているのでまだ観てない方はぜひ。(まだ観てない人がこの記事を読むとは思えないけど)
次回はキャラクターについて。トップバッターはもちろんレゴラスで。
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