シェフ 三ツ星フードトラック始めました @neo

5.0
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こんばんは、neoです!

今日は2014年に公開された、アメリカのコメディドラマ映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の感想を。

この映画を初めて観たのは公開されてから6年後の2020年なんですが、観ようと思ったきっかけは、評判が良い/ストーリーおもしろそう/そして、ジャケ写が好み

最初そんなにしっかりと確認したわけじゃないけど、ポップで可愛くてセンスあるなぁと思いました。鑑賞後に改めて見ると、バスの絵とかトラックが辿った道のりとか、細かいところまで凝ってあってやっぱり可愛い。

わりとジャケ写の雰囲気良いと選びがちです。
いつか好きなジャケ写の映画まとめて記事書こうかな!

さて、この映画の魅力はたくさんあるんだけども。

まず何より言わせてほしいのは、キューバサンドの魅力がすごい。
めちゃめちゃ美味しそう。めちゃめちゃ食べたい。ほんと食べさせてください誰か。
材料からこだわりまくってて作る過程も見せてくれるからもう見てるだけで涎が…。

基本的に私は食にあんまり執着がなくて、一人だと食べなくて良いくらいだし(休日一人だと限界まで食べないからたいてい一食)、流行りの食べ物にも疎いし、美味しそうなお店を見つけても並んでたら選択肢から外す、何かを食べたいがために行動することもない、食に対する欲が底辺レベルの人間なんですけども、

このキューバサンドは!!!どうしても食べたい!!と思った。

まず近くに店がないか探したよね。そしたら渋谷かどっかにあった。さすが異文化交流の街。けどちょうどコロナが流行りだして行けず…。悲しい。
今は転勤で都会を離れたから近くになく…。悲しい。
作り方ももちろん調べた。材料が揃わなくない?ってなってあきらめた。悲しい。

まぁキューバサンドのことはいったん置いといて。

ただ、そのくらい本気で美味しそうなんですよ!
キューバサンドだけじゃなく、出てくる料理全てが美味しそう。

そして前述した通り自分が食に執着がないからこそ、主人公のカール・キャスパーの美味しいものへの探求心や情熱に驚いたし、素直に料理人ってすごいってなった。

料理だけに限らず、‟このために生きてる”ってものがある人は強いですよね。
挫折したり波はあるとしても、ずっと飽きるこなくどれだけでも楽しんで頑張れる。素敵だなぁと思います。

それをあんなふうにレビュー書かれて否定されたら…。

カールがフォンダンショコラ掴みながら「生焼けのケーキじゃないんだ!!こういう中がトロトロのケーキなんだよ!!」ってブチ切れるシーンは人間臭くて大好きです。

「こんなに一生懸命つくっているものを否定されたら傷つくんだよ!!」と彼は言いました。

傷つくことがあっても、それを思いっきり表に出すのは恥ずかしい、かっこわるいと思って、なんてことない振りをしがちですよね。特に日本人は。

Twitterでやりあったり(しかもかなり過激な悪口)、店で他のお客さんもたくさんいるのに感情のままに大声でキレたり…カールのやり方は美しくはないし大人げないとも言えるけど、自分を飾ったり良く見せようとせずに思いをまっすぐ相手にぶつける姿は胸に刺さりました。

ブチ切れ騒動が炎上しまくって、大事な店を去り居場所がなくなってしまうカールですが、周りは良い人ばっかり。
きれいな元奥さんに、ちょっぴり変わった元奥さんの元夫(ややこしい)、カールに絶大な信頼を寄せるアシスタント、そして料理に興味を持つ息子。

みんなに助けられながらどうにか前に進み、カールとアシスタントのマーティン、そして息子のパーシー男3人の愉快な旅が始まります。

この旅の様子がまた良いんです!

アメリカのだだっ広い道を車でばーっと横断してみたいなって誰しも一度は妄想すると思うんですが、アメリカ行きたい欲が確実に高まります。

パーシーが少しずつ料理することに慣れていきながら、仕事とはどういうものなのか知って成長するとこがイイ。
旅の間は子どもではなく対等な存在として扱われてるのもイイ。
SNSでちゃっかり宣伝しまくってるのもイイ!よっ、宣伝部長!

毎日の1秒を繋げた動画もカールじゃ絶対思いつかなかっただろうな。
旅の思い出を切り取ってあって感慨深い。

…あれ?旅っていうかパーシーのことしか書いてなくて草

旅が始まって~エンディングまでは嫌な出来事など一つもなくって幸せほっこり気分な感じなので、ハッピーエンド好き・平和主義なneoは安心して観られました。

定期的に観たいレベルで好きな映画なので、これはもう星5つ!満点☆彡

キューバサンドとアメリカの旅に憧れている方はぜひ観てくださいな!

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